皆さんはみかんの種類がいくつあるのかご存じですか?
実は国内外を合わせると200種類以上あると言われています。
そもそもみかんって?
みかんと言われて、思い浮かべるみかんってなんですか?
どれぐらいの品種を答えることができますか?
一般的に知られているものだけでも、伊予柑やデコポン、ポンカンに清見タンゴールなどいくつか思い出すことができると思います。少し詳しい人なら10種類以上は簡単に出てくるでしょう。
しかし、厳密に言えば先ほど名前を挙げた伊予柑などはみかんではありません!
それらは、みかんではなく【柑橘】という分類になります。
じゃあ、みかんは何?ということになりますよね。
皆さんがスーパーなどで目にするみかんは温州みかんになります。
この温州みかんは、柑橘に分類され、伊予柑やデコポンなどと同列ということになります。
温州みかんは何種類あるの?
温州みかんが200種類以上あるってこと?
いいえ、温州みかんの種類は4種類なんです!
皆さんがスーパーなどで目にする″みかん″と書かれた商品はこの4種類の中のどれかになります。
実はその4種類の温州みかんも、さらに詳しく見れば色々な品種があります。
その紹介はまた今度いたしますね!
冒頭に、みかんの種類は200種類以上あると伝えましたが、それは柑橘が200種類以上あるということになります。
なので、柑橘の一つである温州みかんは4種類に分けられるというわけです!
温州みかんの種類
温州みかんは、極早生・早生・中生・晩生の4種類に分けられます。
これらはそれぞれ収穫時期が異なり、9月下末頃から収穫を始める極早生から、年明けにかけて収穫する晩生まで約4月に渡って収穫されるのが温州みかんです。
それぞれの特徴を紹介します。
- 極早生みかん
極早生(ごくわせ)は、9月下旬から10月下旬に収穫されます。果皮の青みが少し残った状態で販売されており、スーパーで一番初めに目にするみかんです。
みかんの季節を告げる品種で、初物として人気があります。味はみかんの中でも糖度が少し抑えられているため、さっぱりとした味わいです。 - 早生みかん
早生(わせ)は、11月上旬から12月上旬に収穫されます。早生みかんは、温州みかんの中でも最も多く栽培されており、最もポピュラーな品種です。糖酸のバランスがよく、じょうのうと呼ばれる内皮も薄いことから、食べやすくとても人気の高いみかんとなります。 - 中生みかん
中生(なかて)は、11月下旬から12月いっぱいにかけて収穫されます。年末最後に目にするみかんは中生のみかんになります。特徴として糖度が高いことがあげられ、甘味が強く果汁も他と比べて多い傾向にあります。お歳暮時期に出回ることから、年末に必要とされ人気があります。 - 晩生みかん
晩生(おくて)は、年が明けても収穫されます。静岡の三ケ日で有名な青島みかんが晩生みかんの代表例として挙げられます。味の濃さ、風味の良さが特徴で、貯蔵性にも優れている特徴があります。
おわり
今回は温州みかんには4種類あるということを知ってもらえたと思います。
みかん農家は、この4種類の温州みかんをさらに多くの品種ごとに分け栽培しています。それぞれが違った味の特徴を持ち、どれも人気の高いみかんとなります。普段皆さんが手に取って食べているみかんは、どの品種になるのか意識してみるのも良いかもしれません。
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